シンガポールの物流が進化する ― 世界の物流拠点「Tuas Port」の現在

シンガポールと聞くと、高層ビルが立ち並ぶ近代的な街並みを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

 

しかし、シンガポールは単なる国際都市ではありません。

 

世界有数の物流・貿易の拠点として、世界中から貨物が集まり、そして世界各地へ運ばれていく重要な役割を担っています。

 

その象徴ともいえるのが、シンガポール西部で開発が進む**Tuas Port(トゥアス港)**です。

 

2026年8月、Tuas Portは開業以来の累計取扱量が2,500万TEUに達しました。現在14バースが稼働しており、2027年までには18バースへ拡張される予定です。

 

そしてTuas Portは、将来的に年間6,500万TEUの処理能力を持つ、世界最大の完全自動化コンテナターミナルを目指しています。完成は2040年代が予定されています。

 

「港」だけではない、シンガポールの物流ネットワーク

 

現在の物流では、単に「港から港へ貨物を運ぶ」だけでは十分ではありません。

 

港湾、倉庫、トラック、航空輸送、通関、配送など、さまざまな物流機能が連携し、貨物がどれだけスムーズに次の工程へ移動できるかが重要になっています。

 

シンガポールでは、Tuas Portに隣接して「PSA Supply Chain Hub」の整備も進められており、2027年の完成が予定されています。

 

港湾機能だけではなく、貨物の集約・配送などを含めた一体型のサプライチェーン拠点へと進化しているのです。

 

また2026年3月には、Maerskもシンガポールに約1.1百万平方フィートの完全自動化された物流・配送拠点「World Gateway II」を開設しました。Tuas PortやChangi Airportにも近く、アジア太平洋地域への物流拠点として活用されています。

 

🇯🇵 日本からシンガポールへ。「運ぶ」だけではない物流へ

 

こうしたシンガポールの物流インフラの発展は、日本企業や日本の食品・製品をシンガポールへ輸出する私たちにとっても、とても身近な話です。

 

日本からシンガポールへは、

 

日本酒・焼酎などの酒類

生鮮食品

冷凍食品

青果物

水産物

加工食品

ペットフード

日本製品

 

など、さまざまな貨物が日々輸出されています。

 

特に食品は、一般的な貨物とは異なり、温度管理・梱包・輸送時間・現地での通関や検査など、さまざまな点に配慮する必要があります。

 

そのため私たちは、単に貨物を「日本からシンガポールへ運ぶ」のではなく、

 

「お客様の商品を、どのような状態で、どのようなルートで、どのように届けるか」

 

まで考えた物流サービスを大切にしています。

 

シンガポールが世界有数の物流ハブとして進化を続ける中、日本とシンガポールをつなぐ物流にも、より高いスピード・品質・柔軟性が求められています。

 

日本の商品をシンガポールへ。

シンガポールと日本をつなぐ物流パートナーとして、私たちも変化する物流環境に対応しながら、お客様の海外展開をサポートしてまいります。

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