シンガポールでは2月5日, 6日が旧正月でした。
旧正月では魚生(ユーシェン)と呼ばれる刺身サラダを家族や友人、会社など
大勢で箸を高く持ち上げあって食べる新年を祝う儀式 撈起(ローヘイ)を行います。
“ローヘイ” は広東語で漁師が網を引き上げるときの動作のことで
大漁=お金を稼ぐ=お金持ち という意味があるそうです。
我が社でも会社の発展を願う為に、社員一同でローヘイを行ってきました。
魚生(ユーシェン)は サーモンなどの白身魚の刺身に大根や人参のツマ
さらにワンタンの皮、ポメロ(柑橘果物)、落花生、赤や緑の寒天などの具材に
胡麻や胡椒、五香粉を振りかけて、甘酸っぱいプラムソースをかけていただきます。
日本のおせちと同じようにひとつひとつに意味がある縁起の良い料理です。
“魚生(ユーシェン)”とは
「魚(ユー)」と同じ発音の「余」は“余りが有る”、“豊かになる”という福の言葉です。
「生(シェン)は「升」と同じ発音で“上昇”を意味します。
他にも、使われている食材にはそれぞれ意味があります。
色とりどりの野菜:家族の調和
刺身:富
ワンタンの皮:金運、黄金
ピーナッツや胡麻:長寿、健康
プラムソース:財
魚生(ユーシェン)が来たところで、皆でお皿を囲みそれぞれが箸でサラダの具材を
持ち上げながら「ローヘイ!ローヘイ!」と掛け声をかけながら混ぜ合わせます。
この時に高く上げればあげるほど縁起が良く、幸運がくるということで
社員一同、豪快に行いました。
店員さん曰く、テーブルにこぼれればこぼれるほどラッキーになるんだとか。
我が社の発展と社員一同に幸せが訪れることを期待したいですね。